My Style

2011年、齢60歳、いよいよ還暦となり、年金生活も目前に見えてきました。
いまさら、ビジネスの世界でのおしゃれというより、日常生活における快適で最低限視覚に耐えるファッションをどうするかを考えた方が良い年齢です。
これから、5年や10年は軽くもつスーツ・コートや靴・鞄、果てはカフスや腕時計を購入してどうするのでしょう。兎に角、最低限必要な数に押さえることが肝要です。おまけに、我が社の社長の指示により、ワイシャツは白、スーツはダークに決められ、おしゃれのバリエーションも限度があります。さいわい、60歳からは白黒モノトーンを原則としたおしゃれに徹しようと心に決めていたこともあり、それを極めようとは思っております。
でも、やっと自分なりのスタイルというようなものができてきたように思いますので、特に若くない世代の男性ファッションについて、私なりのファッション観や生き方を含め、色々と書いていきたいと思っております。
さらに、私の仕事の仕方や生き方を良くも悪くも「XX美学」と呼んで比較の対象としてくださる方々がいらっしゃることもありがたいことです。私の生き方の基本は「潔く、後ろ指を指されない生き方をする。」ことであり、おしゃれの基本は「清潔で、アクセントを効かせた、少々やせ我慢風」というところにあります。

今日はまず、ファッションの基本から、、、
今から37年前、新入社員のころ、たくさんの女性に取り囲まれて仕事を始めたころ、それはそれは素敵な和製モンローのような先輩主任から言われたこと。「xx君、おしゃれは季節の先取りよ」という言葉が忘れられません。大変な暑がりの私は3月に入ると夏服に替えてしまうので、その点ではおしゃれなのですが、へたをすると11月まで夏服のままなので、ドン臭くなってしまいます。でも、おしゃれは、自己満足や自己主張でもあります。石津謙介さんも「男たちへの遺言」の中で、こう書いています。「ダンディズムとは、独りよがり、やせ我慢、うぬぼれである。」 できればこう言われたいものです。“He has a style”
最近、その和製モンロー【その方の名は沖和美さんというのですが】から当時いただいた言葉を発見しましたので紹介します。「Balmain、CardinにY.Saint Laurant、、Name Valueに弱いわけではないけれど、、、、、良いものは良い。昔からある一流品にはひと味違う何かかがあります。だから一つだけでもよいからそんなものをもってずっと大事にしていたい。そしてやがては次の世代の人々にも、、、、いつまでもclassicalなその姿を頑なに守る、ヨーロッパの人のあるガンコさが好きです。これからの人生にも本物を愛する気持ちは大切にして下さい。そして目先に押し寄せるブームに負けて良いものを棄て去る事がないように!これからleaderとなるでしょう貴方のネクタイを思い出してちょっと書いて見ました。1975年の8月のある暑い日に。ホントーのホンモノを愛する女より。

おしゃれは季節の先取りであるということを書きましたが、私はこんなこともしているので、お洒落道にははずれているかもしれません。
つまり、来年のものをセールで買うことが多いのです。ファッション性の高いものは、1年の周回遅れになってしまうので問題があるかもしれませんが、夏の綿100%の靴下、下着(特に「議論の多い」ランニングシャツ・タンクトップ)、ハンカチ、Tシャツ、ポロシャツ、チノパン、冬のラガーシャツ、シルクのシャツ等々は、問題ないでしょう。特に、私はアクリルの入った靴下は足がむくむので履きませんので、夏物を買い込んでおくことはmustです。
 それから思わぬ結果に気が付いたのですが、売れ残っていてしかも値引率が大きいものの中には、余りに個性的過ぎて日本人の好みにちょっと合わない輸入物があります。私にとってこれは掘出物、随分と良い思いをしました。

私がなぜ若い頃からファッションに関心があったかということを考えてみました。
高校生のときにも普段着の学生服と学園祭などに着ていく「よそ行き」の学生服がありました。私は長野県長野市に生まれ育ちました。県庁所在地といっても当時は田舎そのものでした。でも、小学校4年のときには極端に短い半ズボン、「チョッキ」にネクタイ、髪も七三にしっかりと分けていました。今なら格好のイジメ対象ですね。社会人になってからも、ピンクのシャツを着ろだの、パンタロンスーツはどうだなどと母親から言われたものです。
何かこのことが私がオシャレに関心を持つようになった原因のひとつではないかと思うのです。

私のおしゃれ哲学(というほどのものでもありませんが)のポイントの第1は清潔感に尽きます。まずは洗濯がきちんとされているもの、プレスや糊付がされているべきものはしっかりされていること、不愉快な臭いがしていないこと、シミがないこと(洗濯してもとれないシミはOKとしたいのですが、どうしても清潔には見えませんのでアウトですね)等々です。
次のポイントは個性=人と違う=ですね。自分の行動についてもこんな場面を想定して個性度をチェックしてみてはどうでしょうか。
(1) 人ごみを歩くときに流れに乗るか、あるいは多少遠回りしたり不便でも人の流れと違う場所を歩くか
(2)都会で生活する場合に、休みは他人と同じがよいか、お休みはむしろ働いて別の日に休むのを好むか。
(3)盆暮れは人と同じように行動するか、
(4)いつも人が並んでいるという話題のラーメン屋や鯛焼き屋の列に加わるか、週末の美術館にわざわざ行くか。
(5)電車のプラットフォームで並んででももエスカレーターに乗るか、階段を利用するか。
(6)エスカレーターに乗る限りは(関東圏では左側に立ち)エスカレーター上を歩かない、歩きたいのならエスカレータ右側でなく階段を利用するか
(7)ビルの1階分を移動するときでもエレベーターを使うか
(8)(少し古い話になるが)ルーズソックスを批判しつつ履いてしまうか
(9)多少の雨でも必ず傘をさすか
(10)太り始めたとき、おいしそうな料理を我慢できるか。
【TPO】
外出
欧米の分類カジュアルビジネスフォーマル
私の分類カジュアルカジュアルビジネスビジネスフォーマル
私の分類リラックスアクティブトレンディオーソドックスフォーマル
T:Time休日、夜意欲的な職場保守的な職場開催時
P:Place家以外職場職場、外出先式場、会場
O:Occasion兎に角リラックス外出、趣味、スポーツ活動的に安心感、安定感慶弔、行事、プレゼン






ブランドに関する私の経験を少し紹介します。
(1) ニューヨークのダンヒルでオーダースーツを誂えたときのこと。いかにも老舗のベテランといった風情の紳士に採寸してもらい、すべての要望を伝えて、仕上がりを待つまで約2週間。出来上がったと言うので試着をすると、パンツの丈が5センチ程度短い。呆れました。でも、パンツ全部を作り直せと言う勇気もなく、ダブルの裾をストレートにしていいからと言って直してもらうことにしました。そして再び試着、まだまだ短い。でもなんとか我慢をして着ることとしました。ウェストもやけに太い。本当に、損な買い物でした。
このベテラン店員(らしき者)は、最初の試着のときにベルトをした状態でチェックをしませんでした。私がパンツを手で持っていたのです。こんなことあってはならないことですね。
(2) 銀座のダンヒル。これまたニューヨークのダンヒルで10年ほど前に購入した手巻きの時計が壊れたので修理の相談に行きました。私は大変な汗かきで、そのときも真夏でしたから、大汗をかいて店に飛び込みました。汗だくな上、上着をかかえ、ワイシャツの袖はまくりあげ、見るからに、老年サラリーマンが高級ブランド店に迷い込んだような雰囲気。応対に出た若い男性店員がいかにも迷惑という感じで「少し汗を拭いてからにしたらどうですか」と言ってきましたが、私にはホームレスを扱う態度のように感じられました。時計の方は修理に3万円程度かかるというので、修理は諦めることとしました。すると応対に出た女性店員は、それを預かるときは手袋をして丁寧に扱ってくれたのですが、返すときはビニール袋にいれたまま、お店の袋に入れてくれるでもなく、ポーンという感じで返してくれました。
(3) こんなですが、長らくダンヒルを愛用したことには理由があります。海外出張でロンドンの本店に行きラピスラズリのカフリンクスを買ってきました。ほんの数回使ったときに、そのカフスの片方のラピスラズリの石がなくなっていたのです。落としたとか、こすったとか、力を加えたとか、はまったくありません。普通にしていたら、あるときなくなっていたのです。諦めきれず、ダンヒル本店にこのカフリンクス・セットを手紙を添えて郵送しました。
その手紙には、状況の説明と、修理が可能か、その場合には費用はどのくらいかかるか、もし修理不可能ならこのカフスは捨ててよい旨を書きました。暫くしてダンヒルから新しいカフリンクスが送られてきました。検査の結果、原因はダンヒル側にあるので、新品と交換すると。こんなことがあったので、私は長らくダンヒルファンだったのです。


そのほか、私のブランド経験を少し紹介します。
(1) ロエベ
出張でマドリードに行ったとき、長年の夢だったアタッシェ・ケースを買いたいと思い、ロエベの本店に行きました。でも、手に入れたいと思っていたバックスキンの焦げ茶と茶のコンビのものはなく、それでも折角来たのだからと満足できるものではなかったのですが、茶色のものを10万円ほどで手に入れてきました。ブランド品を海外で買うときは、大体「日本で買うといくらいくらだけれど、現地で買うと半値だから」というような価値基準で簡単に買ってしまいますが、それでも10万円、、、私の現在の収入に照らして10万円のアタッシェが適当かを冷静に考えるべきですね。ところがこのロエベ、買って間もなく角の金具の釘がぼろぼろと抜けてしまいます。仕方がないので、ホームセンターから適当な釘を買ってきて自分で打ち付け、さらに接着剤で固着しました。10万円も出したのですからね。その後も鞄周りの革を張り合わせてある縁部分の糊がはがれてぼろぼろになり始めたので、今度は青山のロエベに持って行って塗料で固めてもらいました。もちろん有料です。そのあとは、取っ手が毎日の汗でぼろぼろ、これも純正品ではないようでしたが、なんとかロエベに直してもらいました。いまでも、使っていますが、なにか意地で使っている感じ。愛着は感じるようになりましたが、国産のしっかりしたものでよかったかも、、、
もうひとつ、そのとき買った札入れは買ってから30年くらいになりますが、まだ使っています。革の品質と縫製技術だけは素晴らしい。
(2) フェラガモ
フェラガモは、靴、ネクタイ、マフラー等を愛用していますが、素材も仕上がりも素晴らしく、これまで問題に遭遇したことはありません。ニューヨークのセールで200ドルで買った、本当に靴らしい靴をこのホームページのuseful informationで見ていただけますか。ゴッホが見たら、早速絵にするのではないでしょうか。
(3) ティファニー
これもたくさん愛用しています。値頃感が庶民にも近いものがあり、それでいて高級感があり、満足度は高いのではないでしょうか。エピソードを二つ。
♪エピソード1♪ 以前贅沢クリスマスがはやったとき、クリスマス・イブの夜にガールフレンドに目的のティファニーをプレゼントしようとした青年、売り切れですとの言葉に「すみませんが、売切れ証明書を出していただけませんか」
♪エピソード2♪ 1993年ごろ、ティファニー本店の日本人セールスマネージャーから聞いたことですが、ティファニーはそのブランドを維持するため、比較広告を禁止しているとのことでした。でも、その後、キャンペーンの景品として他社の製品と並んで紹介されていることが多くなりました。方針が変わったのでしょうね。
(4) ルイヴィトン
 このブランド、私にはどうして日本人に格別な人気があるのかわかりません。他の国でもそうなのでしょうか。これを研究すると日本人のブランド意識の本質がわかるかも?
 


フォーマル


タキシード


カラーはショールカラー、カラーはミッドナイト・ブルーですよ。


指揮者のファッションって、、、>
伝統的にはもちろんタキシードですよね。でも最近はスタンドカラーのものを着る人が増えてきていますが、何分暑苦しく見えますね。フジテレビの題名の無い音楽会を見ていていつもそう思います。私ならシャネルスーツのような襟なしのジャケットと襟と本体が1枚仕立てのスタンドカラーのシャツにします。(その題名の無い音楽会に登場したバリトン歌手がそうしていました。)どうも良くも悪くもカラヤンが指揮者のファッションにも影響しているように思えてなりません。

  ディレクターズスーツ

カジュアル

ジーンズ

生活スタイル

洋風

和風

旅館の浴衣
高歯(高下駄)の思い出
帽子
帽子と言えば大正・昭和初期の「モボ」さん達が愛用していたものですね。紳士はステッキに中折れ帽が定番でした。吉田総理とかチャーチル首相とか帽子が本当によく似合っていました。
今は、カジュアルな帽子は結構見かけますが、ビジネスの場面ではあまり見かけません。
私も例にもれずほとんどかぶりませんが、米国駐在中の冬は結構愛用していました。オシャレ目的だけでなく、防寒にもなるのですね。

       

ギリシャ帽-石津健介
野球帽


【スーツ】
サラリーマンのユニフォーム、それは、言わずと知れた「スーツ」です。これはなかなか肩の凝る代物ですが、身につけると気持ちが引き締まります。また、ワイシャツ、ネクタイ、スーツの組合せは、毎朝何を着ていこうかと悩む必要も無く、私など10着程度(2週間分)のスーツを毎日順番に着回していたこともあります。
1 素材
私は若いころは、化学繊維、とくにポリエステル100%を愛用しました。理由は、発色が良いこと、比較的安価なこと、型崩れがしないこと、特にズボンの折り山がキッパリと出ることでした。若いころは「みてくれ」が大切で、着心地とか健康とかステータスとかは余り考慮しませんし、細身でスマートな外観ばかり考えていましたから。が、あるときからほとんどを天然素材とするように決めました。歳のせいか、見かけより着心地を優先できるようになったこと、収入が増えてきてステータスに見合ったものを選びたいと思うようになったこと、静電気がおきにくい、体に優しい、高級感がある、といったこともその理由です。
天然素材と化学繊維の混紡もありますが、混じってしまうと天然繊維の良さは激減するように感じます。
スーツ素材の代表はウールでしょう。しなやかで、通気も良く、型崩れもしにくい、優れた素材です。でも、雨にあったときはちょっと惨めな結果になりますね。
私のワードローブの中で最も多い素材は綿ではないかと思います。下着から始まって、ワイシャツ、カジュアル・トップス、カジュアルパンツ、ソックス、ハンカチ、夏のネクタイ、トレンチ・コート、ブルゾン、果てはパジャマまで、そう言えばジーンズだって綿素材ですよね。
そのほか、麻、シルクもあります。暑がりで汗かきの私には麻のスーツは夏の季節には重宝します。思いのほか型崩れしないものもあります。
シルクはその光沢が特色ですが、ビジネスの場ではそれが災いすることもありますので、要注意です。薄手で軽くても保温力が凄いので、案外、寒い季節に向いているかもしれません。旅行のとき携帯すると重宝するときがあります。
次は織です。個人的にはギャバジンのようなしっかりした織り方が好きです。折り山もしっかり出ますし、長持ちします。アイロンによる「てかり」に要注意です。
サッカー地は夏のストライプの綿スーツと決まっています。
ツイードは何度か挑戦しましたが厚手過ぎて私には合っていなかったのですが最近では、薄手でもツイードらいしいものが出てきており、秋冬のファッションとして欠かせません。 次は別珍です。これも最初はフォーマルっぽいので、着る場面を考えてしまいましたが、これも最近ブームですね。黒の別珍のジャケットを羽織った女性をたくさん見かけます。別珍のスーツですと、パンツが大変です。まずアイロンが効かない。折り山なしでもいいのですけれど、、、、また、モケット張りのような椅子に座るとお尻が張り付いたようになり移動しにくい。お尻のあたりの畝がつぶれて惨めな外観となる。しかし、ご安心。上下別珍でなければならないというのは固定観念です。思いのほか、別珍の上着とウールのパンツは相性が良いようです。しかも、これがもっと不思議なのですが、同色の上下でおかしくないのです。つまり、黒の別珍のジャケットに黒のウールギャバジンのパンツを組み合わせて少しもおかしくないのです。もしこれが同素材でしたら我慢しきれないほどおかしなことになります。即ち、紺のジャケットにほんの少し薄い紺色のパンツを組み合わせるような場合です。このケースでは、違いをはっきりさせなければなりません。紺のジャケットにグレーやチャーコールのパンツのような、よくある組み合わせです。
今回はここまでにして、次回はスーツの色について書きます。



2 カラー
スーツの色に関しては、最近は男女を問わず黒が多いように思います。一説には景気低迷だと黒が流行ると言われていますが、今は「いざなぎ景気」を凌ぐ好景気ですから、当たっていないことになります。
私のライナップは、まず紺系、次にグレー系です。その次が茶系で、最後に薄い色系です。秋になるとどういうわけか、茶系を身にまといたくなりますし、日本人には合わせやすい色とも言われています。でも、私の経験だとスーツに茶系はやめた方がいいです。茶色をどう着こなすかがお洒落度のバロメーターだとも言われますが、茶系をおしゃれに身に付けるためには、シャツ、ネクタイ、ベルト、靴、バッグ、メガネ、果ては下着まで合わせなければなりません。大変な出費となります。費用対効果から言えば結論は自ずと見えてきます。
ところで、スーツの所有枚数ってどのくらいがいいと思いますか。私は5着が最低数だと思います。月曜日から金曜日まで毎日代えることができる数です。スーツをゆっくり休ませてあげたり、女性から毎日スーツを代えてくるしゃれ者と思われたり、独身者の場合など、1週間分まとめてズボンプレスをしておくことができます。ただし、気をつけなければならないのは、毎日スーツを代えることがまわりに認識されてしまうと同じスーツを2日連続で着ていくと怪しまれることです。同じネクタイを2日続きえてして行くと、女性からは即おしゃれでないという烙印を押されますので、これも注意です。



3 裏地
これは、総裏に限ります。スーツの形が綺麗に保てるような気がしますし、あの、背裏はなんとなくお洒落でないですね。特に夏のスーツの場合、裏地が透けるのがダメです。 夏スーツで総裏にする場合、暑さ対策が必要です。私は、スーツ屋さんの薦めでアルパカの裏地にしていました。
縫い目がうまく処理できるようであれば、一枚仕立てもチャレンジしてみたいですね。お台場仕立てという高級スーツに使われる仕立法がありますが、特にこだわりはありません。
4 合わせ
私は、色々やりましたが今はシングルで、拝みボタンにしています。
若いころは、ダブルに憧れ、結構使いました。
ビジネスシーンではですが、基本的にはシングルがよい、特に営業担当者はシングルに限ると思っています。
ダブルはおしゃれ性が高く、また、裕福な人、地位の高い人、高齢者、特殊な人が着るというイメージが日本人にはあるのではないでしょうか。特殊な人たちがベンツに乗るような印象です。私は、今はダブルだけれどもボタンを4個でも、6個でもない、2個にして、浅い合わせにするというファッションにチャレンジしてます。
5 ベント
ベントも同様で、基本はシングル、ノーベント、サイドベンツは注意を要します。特にダブルスーツにはサイドベンツというのが一般的ですが、その効果を意識して使わないといけません。ちなみに、サイドベンツは馬に乗りやすいように考案されたそうですね。また、ベンツの深さにも要注意です。  ついでの話、ズボンと違って女性はスカートのセンターをどうやって合わせているのか長らく疑問に思っていました。でも、スカートのセンターがずれている人が結構いることを発見、女性はこの点にも気を付けているのですね。最近ははやりませんが、シームのあるストッキングを穿くときは、センタリングに徹底的な注意が必要です。



6 襟
襟の形も選べます。なんとなく、普通のスーツだったらレギュラーで、ダブルのスーツだったらピークトで、タキシードだったらピークトかヘチマなんてステレオタイプで考えてしまいます。幅も色々ですが、重く鬱陶しくなりがちですから余り幅は広く取らないほうがいいと思います。おまけに胸ポケットも結構隠れてしまいますから。
7 袖口
これは見栄で本切羽にすることとしています。もともと袖口のボタンだって機能があったはずで、飾りの目的だけで付けられていたわけではないでしょうから。そして、3つボタンの場合には、左の袖の一番手に近いボタンをひとつはずしておきます。これが見栄なのですが、本切羽だよと主張するわけです。袖口のボタンの数は通常3個、ちょっと派手目にしたいのであれば4個とします。
8 ポケット
ポケットにはできるだけ物を入れないようにしています。もちろん、シルエットが崩れるからですが、傷みを出さないとか上司の前でひょっとポケットに手を入れてしまわないようにするためでもあります。若い頃は、ズボンのポケットを付けなかったり、あるいは、袋を付けずにフェイクのポケットにしたりしていましたが、最近は歳のせいかズボンのポケットも使っています。
通常、上着のポケットに関しては、右内側の胸ポケットに札入れ(左に入れるとワイシャツポケットに入れる定期入れと重なって、左側だけが膨れる)、左表胸ポケットにはたまにポケットチーフ、左下内ポケットには懐中時計とか小銭入れ、ズボンの右ポケットにはハンカチ、左ポケットには携帯電話です。ズボンの後ろ右ポケットは作らないようにしています。ズボンの後ろポケットを使うと垂れ尻になりますのでご用心。
一時は上着の表両脇ポケットを斜めにしてもらっていましたが、もうしません。ウェストの絞りも若い頃に比べると大分ゆるくしました。
9 ボタン
これも重要なおしゃれ要素。お店で好きなものを選べるようになるといいですね。気に入ったものがない場合には、ボタン屋さんで買い求めて持ち込むか、あとで付け替えることもします。失敗したのは、高価なイタリア製ボタンをつけてもらったのですが、会議中に机にあたり結構な音を出すこと、クリーニングに出したら簡単に割れたり壊れたりしたことでしょうか。
10 その他
・ よくスーツの上着はまだまだ着ることができるのに、ズボンがダメになるケースってありますよね。でも、スーツの上着は涙を呑んで捨ててください。ユメユメ似たような色の別ズボンを買ってきて合わせるようなことはしないでください。最低のおしゃれになってしまいますよ。
・ ネームはアルファベットで入れてもらうことにしてます。入れないほうが、チャリティーに出したりするときはいいような気もするのですが、、、
□ジャケット、ブレザー□
紺ブレに限る?
ピンやポケチー等、アクセサリーで遊び気分
最近、観察の結果ですが、茶色の上下の場合、似たような茶色の組み合わせでもそれほど違和感がないようなのです。黒や紺の場合と明らかに違います。不思議です。
□パンツ□
 「ズボン」って知ってる?「スラックス」は?最近はズボンという言葉を耳にしなくなりました。おそらく殆どの人が「パンツ」と呼んでいるのではないでしょうか。英国語では「Trousers」、米国語では「Pants」あるいは「Slacks」と呼ぶようです。私のような世代の人間には、パンツは下着のパンツを指す言葉なので、ちょっと戸惑います。では、下着のパンツはどのように呼ぶのでしょうか。英米ともに、男女共通でunderwearが一般的のようです。

◇裏地が気持ち悪い、アイロンも効きにくい
裏地は嫌いなので、オーダースーツのときはつけないように注文します。昔のようにステテコをはかないので、汗をかいたときにピタピタとまとわりついてくるので気持ちが悪いのです。おまけにアイロンをあてるときにピタッと綺麗な折り目がつきません。でも、冬用にはないと寒いと言う人も、、、

◇ポケット問題−男たちはポケットをどう使っている
若い頃はポケットも使いませんでした。上着の外ポケットに物を入れると、膨らんで垂れ下がり、形が崩れます。せいぜい右の内ポケットに長財布を入れるくらいです。ズポンのポケットに至っては、オーダーのときに左後以外のポケットはつけないように注文するか、あるいは、自分で縫って潰していました。もちろん、型くずれ防止ですが、寒い時などついついポケットに手を入れてしまい、だらしなく見えるとか、上司や先輩の前で何気なくしてしますという危険があるからです。
 携帯電話用ポケット

◇タック:タック1個が好み

◇裾:ストレートかダブルか。モーニングカット
ズボンの裾処理は、原則として夏はストレート、冬はダブル、オシャレ着はモーニングカットです。

チェンジ・ポケット
一時、スーツの上着の右側、本来のポケットの上にもうひとつ小さなポケットが ついているものが流行りました。これはチェンジポケットというもので、小銭(Change)を入れるためのものだったようです。 基本的には、ポケットには何もいれない主義なのですが、たまにとりあえず釣り銭を 入れておくためには、ズボンの右側のポケットを使うか、あるいは、上着の左内側の小さなポケットを使うことにしています。

泥除け
丈の問題:プリウォッシュを必ず
。ワイシャツ。
どうしてワイシャツというのでしょう。どうもワイシャツが日本に渡来してきたときに欧米人がWhite Shirtホワイトシャーツと発音していたのをそのように聞いたらしい。カッターシャツと呼ぶ地域、年代もあるようですが、こちらは襟付きのシャツを指すようです。こちらは立派な英語。
素肌にワイシャツを直接着る、欧米映画の中でよく見るシーンです。クラーク・ゲーブルが「或る夜出来事」中で、あるいはショーン・コネリーのジェームス・ボンドが、、、痺れます。が、日本の夏にするのはやめましょう。肌にぴったり張り付いたワイシャツなんて見るも無惨。
ワイシャツは下着から発達したもののようで、19世紀はどうもパンツをはかず、ワイシャツの下が長くなっており、股の下でボタンで止めていたようです。だから、正式の場やカジノではネクタイはなくともジャケットは必需品なのですね。
ピッタリサイズも、特に、中年以上はダメ。かえって太って見えます。

【素材】
綿、特に海島綿は値段が少し張りますが素晴らしい着心地です。でも旅行用はポリエステルとの混紡やポリエステル100%が型くずれしないので、便利でお薦め。
【袖】
ビジネスシャツは必ず長袖で。袖を捲り上げることはしてはいけないようです。英国ではそんなことをするのは労働者階級と思われるとか、、、
私は、半袖シャツのときは、袖の先端を折り曲げることにしてます。

【襟】
いろいろありますが、私はラウンド。おしゃれで、かわいいので女性がすぐに目を留めます。主にフォーマル場面で使われますが、ウィング・カラーも好きです。クレリックはなぜかキザに見えます。デブな金持ちがよくしていますが、不思議と例外なく全く似合いません。
また、特に定年後の生活にゆとりがありそうな年配の方がよく着ています、あのスタンドカラー、なんとかならないでしょうか。高齢者は首皺に注意。むしろ襟の高いボタンダウンシャツの方が良いのではないかと思っています。

【ネーム】
オーダーシャツを着るようになってから暫くはネームを入れていました。まずは、お店の店員よろしく胸のポケットに、次はよく見かける左二の腕に、次は左カフスの表側に、次は左カフスの裏側に、遂には襟の裏にしてもらおうかと考えるようになり、遂にネームを入れるのは止めにしました。ネームを入れる目的は上着とかコートと違って、結局自己顕示だと思うのです。皆のすることと同じことはしたくないと思うと襟の裏のような誰もしそうもない所ということになるのですが、それだと自己顕示欲は満足されないという矛盾に辿り着くわけです。ばからしくなって止めました。でも、江戸の富裕町人は木綿の着物の裏に贅沢な絹織物を使っていたといいますから自己顕示欲だけでなく、自己満足でもあるのですね。

【前立て】
どうもこれはボタンを留めるためのパーツという機能もありますが、ファッション性という要求から発達してきたもののようです。

【背中のタック】

【カフス】
オーダーシャツを着る限り、袖はダブルカフスとしたいですね。最近ではレディーメイドでも結構ダブルカフスはありますが、かねては礼装用くらいしかなかったので、ダブルカフスのシャツはオーダーシャツだとすぐわかりました。
ダブルカフスの場合にはカフリンクスが絶対必要なので、使用するカフリンクスの大きさを考え、オーダーするときはボタン穴の大きさを必ず確認するか、指定をしてください。
ただ、ダブルカフスの場合、クリーニング代が450円くらいかかります。普通の機械でプレスできるものならば120円程度ですから、オシャレもお金がかかるということになってしまいます。デートの時とか、式典のときとかに、限って格好良くダブルカフスといきますか。

【雑感】
□どうして使いにくい厚手のボタン?
□ノンスターチにしたい。
□ワイシャツはオーダーに限る。
□ボタンダウンシャツのおしゃれ、、、超上級者です。



□クリーニング
一般的にワイシャツのクリーニング代は1枚120円くらいかと思いますが、ダブルカフスのものは手仕上げということで450円くらいとられます。経済的でないので、私もいよいよ年貢の納め時かと思っております。

・カフリンクス・
カフリンクスは日本では通常「カフス」と呼んでいますが、男性にとって重要なファッション小物です。私が若い頃は、背が低く太ったオッサンで、決まってダブルのスーツを着た人がしていました。 今はそんなことはありませんが、カフリンクスをするときは必ずダブルカフスのシャツにしたいものです。コンバーティブル・カフスなんてオシャレさんの風上にも置けません。かのMaker's Shirt鎌倉のコラムにも書かれています。
http://www.shirt.co.jp/base/shirt5.php
また、安物のカフリンクスもいただけません。私は両面しっかりしているものを愛用しています。ただし、このときはボタン穴を15@程度にすることを忘れずに。


ポロシャツ
 ちょうちん袖が好きです
 第1ボタンはかけるのが正当でしょうか
 ジップアップもいいですね
 ラグビーシャツもお気に入りです
 ボタンが下までないものって、どうしてお腹が目立つのでしょうか?
ネクタイ、アスコットタイ、ボウタイ、
 若かりしころはプリント
 トラディショナルなジメンタルやドット
 綿のタイもいけるけど、、、ネクタイはどれも暑い
 リバーシブル
 クリーニングでは必ずダメになる
 ラーメンつゆとか、
 アスコットタイって、気障なようで、結構「さまになる」かも
 ボウタイは自分で結ぼう。へこ帯も自分で結びたいですね。
コート
 ホントは、エドワード3世のチェスターフィールドコート
 袖口ぼろぼろの綿のトレンチ・コートへの反応
 ステンカラーやラグラン袖は嫌い
 丈の話

   ダンヒルのブランドタグをはずして六本木のクラブに行ったときのホステスの反応


昔昔、まだ結構交際費が使えた頃、六本木のクラブに出入りしていました。あるとき、ダンヒルのカシミアコートを着て行ったときのことです。入り口を入るとすぐにホステスさんたちが集まって来て、コートを預かってくれます。彼女らは素早く客の風体、着ているもの、身に付けているものをチェック、品定めをし、これから始まる会話のきっかけを探します。
私の横についたホステスさんが怪訝な顔をして、「あのコート、とても手触りがいいですね、、、、、、、」の後が続かない。それもそのはず、私は、コートのブランドネームを切り取っていたからです。彼女は次に「あれダンヒルですよね。さすが。やはりダンヒルは違いますよね。」みたいな会話に持ち込みたかったようでした。
ブランドというものはそんなものだとこの実験からわかりました。素材や仕上がりより、ブランドネームが大切なのですね。


マフラー、スカーフ
カシミヤに限る。竹素材はどうでしょうね。
ストール・タイプがよい。
結び方難しい−ヨン様
ここでも女性用に注目
セーター、カーディガン
 綿セーター

  ベスト
 カシミヤ、無地のベストは軽くて、暖かく、高級感も満点で百人力、旅行にも大活躍です。カシミヤは極めて繊細な繊維ですから、セーターだと肘が抜けやすく心配。その点、ベストなら問題なしで長持ちします。

□アクセサリー□



腕時計
 私は昭和25年生まれ。団塊の世代に次いで「白けの世代」と呼ばれた世代に属します。初めて腕時計を買ってもらったのは、高校入学のとき、親戚におねだりしてセイコーの素晴らしい自動巻き時計をプレゼントしてもらいました。婚約してからはペアウォッチをしていました。それ以来、社会人になってからこれまで20個やそこらの腕時計を所持したでしょう。ファッションのためとは言え、随分もったいないことをしたものです。
メカニズムは、自動巻き(ゼンマイ)からクオーツに変わり、今では電波時計となっておりますが、デジタル表示の時計は自分から買ったことがありません。逆に歳を取るにつれ手巻きの懐中時計を使うようになりました。
携帯電話に慣れてから、時計を持つ必要がなくなりました。そもそも都会ではいたるところに時計がありますから、自分の時計が必要と言うわけでもないのです。それにあるときなんとなく時間を気にしてあくせく行動していることがイヤになり、腕時計をすることを止めてしまいました。
腕時計は、ワイシャツの袖口を汚すことがあります。汗をかいた時など不快です。信じているばかりに電池切れしたときに慌てることが不安です。特に海外にいるときなど困ります。
私は最近、時計の意義は「時を知ること」ではなく、「その人がその時を生きた証」であるように思うようになりました。私の妹は父親が亡くなった時、父親が最後まで使っていた腕時計を持ち帰りました。私は父親がその前に使っていた腕時計を保存しています。思えば父親が一番長らく同じものを身につけているものは腕時計かもしれません。(これからは携帯電話になるのでしょうか?)それを思うと、私も娘二人のために、「父親が使っていた時計」を残してやりたいと思うようになりました。

ピン、タイピン、タイタック
   

指輪
ネックレス
 ループタイってどうして愛用されてるの?

ベルト
ベルトレス:トイレ問題
婦人ものを使おう
女性の場合、ベルト通しがないことが
サスペンダー
 本物志向でボタン式のものを。

    【ポケットチーフ】
時にキザに、時には正統派に、、そんな便利なグッヅがポケットチーフです。最近ではクールビズでネクタイの出番が減っているため、代打のポケットチーフの活躍が目立ちます。
昼は胸ポケットの奥深くに隠しておき、夕方になったらご登場願って盛り場へ、、というのもオツなものです。
     

ハンカチ
これも必ず綿で。大判がいいですね。
日本では必需品。米国帰りの人は戸惑います。
何にでも使いましょう。でも、鼻をかむのは??(不思議なことに欧米人は鼻をかむためにハンカチを持っているのですね。)
どうして男性用は地味な色が多いのでしょう、清潔感も低下
最近では手ぬぐいの復活もあり、使えます。半分に切ると使いやすくなります。

  靴下
素材−綿の無地に限ります。アクリルは駄目
ハイソックス
白い靴下変です。技術屋さん、韓国人
パンツの色との組み合わせが難しいですね。


ひもの靴はねえ
男性用靴のカラーバリエーションはもっと豊かにしてほしい
ヒールの高さ。男は3.5センチ
ウィングチップは好きです
イタリア人
あの足の指の付け根が見える靴変です。
ミュールでカンカンとエスカレーター
靴を脱ぐ場面を想像しないと、、欧米人の靴文化に関する研究書知ってますか?
欧米人の照明に関する趣味もにも関心があります。

  【靴】
 なかなか気に入ったもの、快適なものに巡り合えないのが靴です。最近では、オーダーメイドの靴も結構あるようですが、高そうで気後れします。ですから、こればかりは自分の足でさがさなければならないようです。私も自分の気に入った靴に巡り合うまでに随分と旅をしました。デザインを優先するとどうしても不恰好なものになってしまうのが悩みです。
それにしても皆さん、気が付きましたか。ローマあたりで地下鉄に乗り、乗客の靴を見てください。さすが皮革の国、誰も彼もが、美しく、質の高い靴を履いているではありませんか。残念ながら、日本の女性は、どんなお洒落さんでも、靴のお洒落は最後という感じですよね。我が家の女性陣もほとんど靴を磨いているところをみたことがありません。
さて私の一押しはメフィストです。

□ メフィストMephisto
1965年創業のフランスを代表するブランドです。最初は今から、25年以上前に吉祥寺の靴屋で何気なく購入しました。当時から3万円以上しており、非常に高価なもので、いまでもどうして衝動買いなどしたのかわかりません。わからないから衝動買いなのですね。以来これまでにサンダルを含め、6足所持することとなりました。その間、修理もしてもらいました。最初の頃は、本国フランスに送り返して修理するとのことで1年以上もかかり、忘れた頃に連絡があり、届けられるという有様でしたが、最近では国内で修理できるので、ちょうど1ヶ月くらいで戻ってきます。修理をして使えるということは、上のアニリン染めの上質レザーの質が驚くほど良いということです。
雨にも雪にも水にも泥にも乾燥にも強く、塩を吹いても軽く拭くだけで綺麗になる、本当にタフな靴です。国内外の出張にも強力な助っ人となります。オランダ警察に採用されているという話も納得できます。ドイツのコール首相も愛用していたということです。スーツ姿にもなかなかどうして似合ったものです。かねてはウォーキングシューズのようなものが主流でしたが、あるときから女性用も含めデザインが充実してきて、最近ではビジネスシューズのラインアップも充実しています。私の好みは、Dかんを使った幅広のものです。
 これから定年を迎えようとしている私には、このメフィストさえあれば、あらゆるsituationに対応できるので経済的でもあります。まさしく一生の友です。かねては、セール対象には絶対ならなかったのですが、今では、幸運だと半値が付いているときもありますから、セールの時期には足を棒にして捜してみてください。

  □ブルーノ・マリBRUNOMAGLI
メフィストと同じくらい、私のお気に入りは2007年の今年創業70周年という「ブルーノ・マリ」です。マリと名の付く人には是非お勧めしたいですね。こんなにエレガントなのにタフで丈夫というのが、不思議です。色も奥深い色合いが多く、艶も長年愛用し、磨けば磨くほど美しくなるようです。革は比較的固めで、その点、華奢の極致のようなTANINO CRISCIとは対極にあるかもしれません。何度も裏を張り替えて使っています。



□フェラガモFerragamo
これまたほれぼれするような靴を提供してくれます。本当にブランドなら安心という価値観を地で行くブランドです。









□ 東京駅、イトウ
私が好きな靴屋さん、それは、東京駅地下街にある「イトウ」です。なぜかと言いますと、最近は本当に扱う数が少なくなったのですが、「イトウ・オリジナル」があるからです。こちらの靴は、他の陳列されているどこにでも売られている靴とは一味もふた味も違うのです。一度、行ってみてください。2021年6月現在、まだ東京駅地下街で健在です。

【下着】
 素材は絶対自然素材に。
 下着の色を変えただけで、気分が変わります。週末の下着は?
パンツ
ビキニ
トランクス
ブリーフ
ランニングシャツ論、グレコスタイルならいいのかな
 スリーブレスが無難か。でも、首まわりをどうする?

水着パンツ
 トランクス型はどうしても履けない

化粧品
オーデコロン
男性がする香りのオシャレはとても難しい。そもそもが汗の臭いだ、たばこの臭いだ、酒の臭いだ、整髪料の臭いだ、体臭だ、挙げ句の果ては加齢臭だ、、、さらには浮気した女性の移り香だと様々な臭いを考慮した上で、女性と違って臭い過ぎに最大限の注意を払って使用しなければならない。できれば仕事用のものとアフタービジネス用のものを使い分けたい。休日前に使用するものも用意したい。男性諸氏にとっては、なかなか厄介な課題なのである。

       

 ジェフリー・ビーンのグレイ・フランネル
 レモン、オレンジ、すみれ、シナモン、バラ、オーク、サンダルウッドの香りのオリエンタルでウッディーなフレグランス。さわやかで、控えめな、森や木々の香りです。  ジェフリー・ビーン(Geoffrey Beene:1924ー2004)  アメリカ、ルイジアナ州生まれ。チュレーン大学で医学を専攻。1958年、ブランド「ジェフリービーン」を設立。弟子のひとりにイッセイ・ミアケがいる。

 ファーレンハイト
 イブサンローランのジャズ
リキッドってアメリカではありませんでした。猫毛だから?
ついで、貼るシップがないでえす。塗るものやスプレーのみ。トクホン/サロンパスさん頑張って
スーパーマンヘアスタイルって復活するのでしょうか
アフターシェーブ
 シーブリーズ
シャンプー
 愛用しているのはエメロン・シャンプーです。ライオンが1965年に発売した長寿人気商品です。私の妻などは洗浄力が強すぎると言って使いませんが、私の場合には頭のかゆみがひどく、それこそキャッチフレーズ通りの「フケ、カユミに強い」エメロンというわけです。  

コンディショナー
 リンスやトリートメントより好き

マネキュア
馬齢を重ねると爪も疲れてきます。私の場合には、もちろん輝きも失われてきますが、縦に多くの筋ができてきます。親指の爪には縄模様のような縦筋が幾本もできて気持ち悪いくらい。そこで、透明のマニキュアをすることとしました。爪がちょっと息苦しそうですが、そこは見栄え優先。

 歳を取るとねえ
ボディショップのアロエベッラ

メガネ
 メガネは顔の一部です♪
 ドクターズオピニオンです。
遠近両用メガネとつきあって
レンズで儲けている?

  携帯品
バッグ、アタッシェケース
傘はフォックスを愛用してます。ステッキ代わりにもなります。
財布
 長いタイプの札入れに限ります。小銭入れ必需に。
マネークリップ
 格好良いんですけどね。NYでやっていました。
ライター
 ティファニーの真鍮ライター
タバコを吸う人にはライターは必需品ですね。百円ライターが一般的ですが、あの箱入りのマッチというのも今やオシャレかもしれません。でも、時計と同じで男性諸氏にとっては大事なオシャレ道具であることも間違いありませんね。
かねてはDunhillやCartierの角形やちょっとクラッシックなデザインのライターに憧れて、ハンフリー・ボガートよろしく吸いもしないタバコを格好をつけて吸ったりもしました。あの蓋をあける時の音や感触、点火の音、おしゃれですよね。
でも、ライターだけはすぐに必要なため、上着やズボンのポッケットに入れておかなければなりません。でも、とても重量感があり過ぎます。
そこで、私のお気に入りはティファニーのビーンズ型真鍮ライターです。デザインはあの有名なElsa Peretti、掌にすっぽり入る感触がいいですし、真鍮製のガスライターですから使い込むほどに味わい深い愛着が湧いてきます。面白いことにこのライター、日本製なのです。

    

筆記具
ブルーノートで買った木の軸の筆記具
何本も失くしたモンブラン
シャープペン大好き

【旅行かばん】
 ステッカー張りまくりのリモワ

 かねて海外駐在していたときに米国人のドライバーに聞いた話。日本人旅行客の見分け方は簡単さ。まずサムソナイトにベルトをしているのは十中八九日本人。それから、女性の場合には必ずストッキングをはいている、また、アイラインを上だけで下にしていない、とのことでした。それはそれとして、今愛用しているリモワの旅行ケースですが、盗難防止のため買ってすぐにステッカー張りまくりとしました。こうすれば空港で手荷物コンベアーで出てきたときすぐにわかりますし、綺麗でないので盗まれる可能性が低くなると思ったからです。お陰様で数回の海外旅行にも無事盗まれることなく活躍しています。

ニューヨークのアウトレットの思い出「ウッドベリーコモン」


【髪】 髪もファッションには大切な要素です。大きな問題は「ハゲ」と「白髪」でしょうか。 ハゲについては、潔さが課題かと思います。今でもかくしゃくとしている元某総理大臣のすだれ髪に象徴されるように、なんとかごまかそうとするのが男らしくないというところでしょうか。今では素晴らしいカツラや人口毛があるので、絶対ばれないようにするのならばおしゃれ道に徹していると言えると思います。聞くところ、私の大好きなジュディ・オングは決してすっぴん顔を見せないといいます。少し違う話ですが、最近では人間そっくりのロボットが出現しています。でも、人間に近づけば近づくほど気持ち悪さが募るのです。髪のごまかし方と何か共通点を感じます。
日本人も最近では老若男女何の抵抗感もなく髪を染めるようになりました。(欧米人は日本人の黒髪に憧れているようですが、さすがに黒く染める人はいません。)でも、頻繁に手入れをしていないと根元の方が黒くなってだらしない感じを与えますよね。
結局、潔く、禿げたらはげたままのお洒落を、白髪になったら白髪になったままのお洒落を考えるのが最上と思います。
私は、小中高と坊主頭にすることはなかったのですが、社会人になってから2度、スキンヘッドになったことがあります。これは本当に感動の連続でした。髪ふさふさで出勤して行ったダンナがスキンヘッドで帰ってくると妻は壁にへばりついて泣きました。でも、髭も頭も区別なく剃れるし、シャンプーも洗顔石鹸も区別する必要は無いし、雨が降ってくると手のひらでなく頭ですぐわかるし、いいことづくめでした。それから、満員電車に乗っても自分の周りは心持すいているような感じだし、私のカバンにけ躓いた紳士から丁重に謝罪されたし、銭湯ではちょっと体のふれたその方面らしい人からも丁寧な対応をしてもらいました。
その後、髪が伸びるにしたがって、社会人でありながら、角刈りもパンチパーマも経験しました。良い経験でした。
不思議だったことは、スキンヘッドで仕事をしていると多くの女性が見学に来て、人によっては「ねえ、頭触らせて。気持ち良い。」という反応だったのですが、男性は一人(稲垣君という彼でした)を除いて必ず目を逸らせて見ないようにするのです。何か不祥事があったに違いないと思うのでしょうね。


【爪・マニキュア】
歳馬齢を重ねると爪も疲れてきます。私の場合には、もちろん輝きも失われてきますが、縦に多くの筋ができてきたり、ときには爪が縦に裂けて不自由をします。親指の爪には縄模様のような縦筋が幾本もできて気持ち悪いくらい。
かねては鹿の皮でできた爪磨きで光沢を出していたのですが、爪が薄くなってきているので磨き過ぎも危険。
そこで、透明のマニキュアをすることとしました。爪がちょっと息苦しそうで、多少不快感もある。女性陣よ、これは絶対爪の健康に良くないのではないだろうか。
ところが最近、スーパー銭湯でネイルケアがあったので顔を出したところファイバー入りのマニキュアで爪の強化をしてもらいました。ジェルネイルというのもあり、効果があるそうです。

【油取り、汗、におい、加齢臭=華麗愁】

油取紙は、加賀藩の金細工の金箔を押さえるときに使う紙の再利用からできたというテレビ番組を見たことがあります。小鼻の横から吹き出す油は嫌なものですね。おまけに臭いの発生源にもなっています。
私はKAOのビオレとか使っています。角栓がたくさんとれると、まじまじと見てしまいますよね。不思議です。
加齢臭も困ったものです。自分ではわかりにくいところがまた始末に負えません。妻とか身近な人にチェックしてもらうしかないでしょうか。

【健康】
マッサージ、エステ

マッサージも健康維持のためには欠かせません。私は、ほぼ毎週末に整体、足裏マッサージ、タイ古式マッサージのいずれかをしています。たまには鍼灸や吸引もします。施術士によって随分と効果が違うような気がするので、何人かを試してみるとよいでしょう。


【サプレメント】
人生、健康でなければ何をしても幸せを感じられません。まして、私は「サラリーマンとは命を売って給料をもらっている」存在だと思っていますので、健康管理は自分の義務となっております。さらに、私はサラリーマンにもプロとアマとがあると思っており、音楽家、俳優、プロスポーツ・プレーヤー等と同じ、プロのサラリーマンはそれぞれ自分なりの健康管理法をもっていなければなりません。
そんな私の健康維持のための、強力助っ人を紹介します。
1 マルチビタミン
これはもう、必需品です。アメリカ人は本当にサプレメント好きで、たくさんのサプレメントが売られています。ビタミン、ミネラルは当然、血液、骨、肥満、エネルギー、関節、ムードや睡眠、体内バクテリアコントロール等目的別に、老若男女別に、素材別にあらゆるものが紹介されています。そんな中で私の一押しはTwinlab社のDUALTABSです。これにはVitamin Aはじめ9種類のビタミン、カルシウムや鉄等16種類のミネラルが一粒の錠剤に2段重ね状態で閉じ込められています。アメリカ人用なので、1錠が大きく、また、ビタミンB1の臭いがきついので飲みにくいものとなっています。面白いことに、この錠剤を割るための道具が売られていたり、easy to swallowというカプセルに入れて飲みやすくしたものも用意されています。これを飲むようになってから、明らかに風邪をひきにくくなり、年に一度ひくかひかないかです。さらにお酒の飲みすぎのときの回復も早くなるような気がします。私の娘もいつの間にか愛用するようになり、今や必需品だと言っています。あまり若いうちから依存してほしくないですけれど。関心のあるかた是非お試しください。
http://www.vitaminshoppe.com

2 朝鮮人参
もうひとつ、毎日欠かせないものに朝鮮人参があります。よく韓国土産でお湯に溶いて飲む小袋入りの粉末状のものがありますが、ここでは、7年ものの赤人参のエキスを紹介します。50グラム入りの小瓶で3000円くらいしますが、これで1ヶ月程度はもちます。低血圧で朝が辛いという人に向いています。血圧の高い人にはお薦めできません。こちらは幼鹿の角の粉末がよいようです。お値段も格別。 私は、ソウルの人参百貨店というところから送ってもらっています。

3 太田胃酸
 これは気休めですかね。漢方ですから、体に害にはならないので、飲んだときの爽快感やすっきり感のために、「おやつ代わり」と言って飲んでいます。

お茶

カモミール

昔、ジュネーブで国際会議に参加していたとき。休憩時間にカフェに行くとコーヒー、紅茶、カモミールの3種類がサービスされていました。ジュネーブ育ちの友人が「カモミールなんて年寄りしか飲まないよ。でも、口内炎とかによく効くんだ。」と言っていました。試しに飲んでみましたが、たしかにお世辞にもおいしいとは言えない代物でした(その後、銀座プランタンで試飲した生のお花から煮出したジャーマンカモミールは甘みもありおいしかったのにはビックリしました。)。でも、口内炎や胃の不調時には最強の見方となります。どうぞお試しを、ビックリすると思いますよ。
   口内炎

ラプサンスーチョン

消化促進

自然


【閑話】
昔昔、六本木のクラブでホステスさんたちと。
O型の私・・「僕はA型の人と結婚したいんだ。A型の人って、几帳面で清潔好きという感じがするから毎日お掃除なんかもきちんとやってくれそうだし、、」
B型のホステス・・「ええ?、A型なんて最低よ。部屋は丸く掃くし、片付けは押入れに詰め込んでたりしてえ、、、私なんか徹底的よ。部屋の隅々まで完璧に掃除するし、窓の桟なんかもきちんと拭くわ。押入れの中だって整理整頓」
O型の私・・「わかった、わかった。ところで、その掃除だけど、どのくらいの頻度でやるの?」 B型のホステス・・「そうね。半年に1度くらいかな?」
B型のホステス・・「ところで不思議なんだけど、このお店のホステスってどういうわけかB型が多いのよ。他の血液型の人も入ってくるんだけど、どういうわけかB型が残るのよねえ。」
私はめでたくA型の妻を持つことができました。確かに、掃除は頻繁にしてくれますが、隅々は埃が多いような、、、


【スリーグレーセス】
スリーグレーセスをご存知ですか。女性3人のコーラスグループで、「山のロザリア」がミリオンセラーとなり、紅白歌合戦にも出場したことがあります。3人の平均年齢は既に60歳を超えたようですが、いまだに素晴らしいハーモニーを美しい英語の発音を誇っています。何でも、メンバーの森本政江さんと星野操さんはアイルランド人の血が混じっているそうです。もう一人のメンバーは白鳥華子さん。皆さん、子育てを終えて26年ぶりにステージ復帰したとのことですが、その間、家庭を最優先にしながらもコーラスへの情熱を持ち続け精進していたことは、赤穂浪士にも匹敵する快挙です。
当時は対抗勢力としてスリーバブルスがありました。あの♪わわわーわがみっつ、わわわーわがみっつ、みつわみつわみつわせっけん♪のコマーシャルソングを歌っていたグループです。その後、松井計子さんがソロでビートルズを歌ったりしていましたが、今は、、
 スリーグレーセス、10月9日、ルテアトル銀座にて10回目のsomething ,,, concertです。

【クールビズ】
クールビズは定着するでしょうか。主役は、言わずもがな、ジャケットとシャツですよね。 まずひとつは、ボタンダウン・シャツに関する提案です。
ビジネス場面では、なんと言ってもボタンダウン・シャツが、引き締まった雰囲気でいいですね。でも、どこかの国の政治家さんのように襟の余り高いものはいけません。
私からの提案は次のとおりです。
1 スタンドカラーのようなボタンダウン・シャツ。首周りは少し大きめにして、体に熱がこもらないようにします。
2 ループタイはダサイですよね。こんなネックレスの活用もパーティーとかではいかがでしょうか。



3 クールビズでネクタイやカフスがなくり、ボタンダウン・シャツとジャケットだけになったときのオシャレ用アクセサリーはどうします?ピンやピアスを使って、ひと味違ったオシャレをアピールしませんか。
     



もうひとつは、ベストの活用です。かねて羽田総理大臣の時代に省エネルックという半袖スーツが紹介されましたが、政府挙げての普及活動も実を結ばす、おじさんの戯れで終わってしまったものがありました。ここでは、本格的スーツのように襟もポケットもあり、背面もしっかりした作りの、上着から独立して使えるベストの提案です。

【毛】 老若男女を問わず、結構問題や悩みが多いものに「毛」があるのではないかと思います。たとえば我が家のダックスフンドの毛ですが、ほわほわと部屋中に飛び散っていて、不快です
あるとき、地下鉄に乗っていてプラットフォームを見ていると、学生らしき青年がしゃがんで何かしています。ちょっと火を使っているようです。危険です。その学生、自分の指の毛をライターで熱心に焼いていたのです。
【ヒゲ(髭、鬚、鬚)】
 髭をはやしたのは33歳のとき、ちょっと会社で腹が立ったことがあり、気紛れで坊主になったときに、その代償行為としてクラーク・ゲーブルのような?髭をはやしました。伝記によればゲーブルは鼻の下が長かったのでそれをカバーするためにはやしていたとのことですが、私も小さいころから鼻の下が長いと言われ結構傷ついていたこともあり、長年の課題を実現したといったところでした。ところがこれは妻には不評でした。
こういう一直線の髭は毎日の手入れを怠ると本当に不潔感が出て、おしゃれからは程遠くなりますのでお気をつけ。

【愛用はフィリップスの2枚羽、2つ回転歯】
 男性が毎朝していることのひとつに髭剃りがあります。男と生まれてきた限りは、生涯逃れられない儀式ですね。女性の化粧と同じです。ですから、髭剃り道具はパーフェクトであってほしいもの。電気カミソリはフィリップスの2枚羽の回転羽が2個ついているものに限ります。3個ついている立派なものがありますが、こちらは無駄。1.5倍の効果もありませんし、携帯にもかさばって不便です。価格も高い。横揺れ羽のものは剃り上がりがよくないように私には思われます。

【ジレット、凄い】
電気カミソリ以外では、ジレットが抜群です。長らくシックを使っていたのですが、あるとき男性ファッション誌で推薦されていたのを見て、買ってみました。今は、脅威の5枚羽まで進化しています。どんな位置でも、どんなに自由に動かしても、危険がなく、すっきりと剃ることができます。

【歳を取ると】
歳を取ると、若かったときには問題とならなかった「毛」の問題が起こります。まずは、白髪。頭髪と言わず、眉毛にも、鼻毛にも、はてはxx毛にも混じってきます。頭髪は染めることとしていましたが、白髪の量が増えてきたので、今は自然にまかせています。毛染材、マニキュア、エナメル、ヘナ等々色々試しました。現在は全体の5割くらいは白髪になっています。ですから、今度は逆に脱色してロマンスグレーならぬロマンスホワイトで別のファッションを楽しもうかとも思うくらいです。

【眉毛】
眉毛の白髪は問題です。白髪は他の毛と違って伸びる方向が直線的です。それもあって目立ちます。眉毛の白髪は絶対に抜いてしまうべきです。ただ最近困ったことが起こりました。一度抜いた眉毛は再生しにくいようです。無毛地帯が眉毛の中にできてしまうのです。
また、眉毛は「加齢長」になります。かねての村山首相のみならず、長い眉毛を自慢げにしている人は結構多いのですが、おしゃれという点からは是非手入れをしてもらいたいものです。奥様方はどう感じているのでしょうか。
ついでに、私は歳をとってからは眉毛の下の無駄毛を剃るようにしています。これで、多少なりともキリッとした印象を与えることができます。

【鼻毛】
これも問題。女性で鼻毛を出している人は皆無ですが、これは手入れをしているからでしょうか、それとも女性の鼻毛は伸びないのでしょうか。不思議です。鼻毛の手入れ道具も色々ありますが、一番期待はずれだったものはヘンケルの鼻毛切器です。鼻の中に突起状の部分を入れて指でハンドルを摘むと回転羽が鼻毛を切るというものですが、突っ込むと言う行為に違和感があることと、鼻に突っ込む部分が不潔になります。効果も無いように思います。私は、先を丸めたハサミを使っていますが、むしろ切れ味は先のとがった普通の小バサミの方が良いかもしれません。

【耳毛】
これも大問題。最近まで気が付かなかったのです。あるとき、鏡を見ていたら、耳から毛がはみ出していることを発見、これまで気が付かず放置していたことに、密かに赤面しました。たとえば、デートでカウンター席に二人で座っています、ちょっと聞こえないことがあったので、横にいる彼女に耳を近づけ「え?」。そのとき彼女の目には、オジサンのミミケ。身の毛もよだつ光景です。その後、私は定期的に妻にミミケを抜いてもらうことにしました。妻がそれをどう感じているか森瑤子の小説を知っている人(ちなみに私の愛読書のひとつが「ベッドのおとぎ話」です。)なら、これまたちょっと怖いですよね。最近では、妻の老眼が進んだため、このミミケを一人でも抜けるように訓練しました。
森瑶子の「情事」の中に次のような一節があります。==女にはそれぞれ男と寝るための、絶対条件があるのよ、デイヴ。太った男は駄目だとか、耳の穴から毛が飛び出しているのを見ると吐き気がするとか、あるいは胸毛があるとか、ないとかね。==

【乳毛】
これまた、ある人とない人があるのです。私には結構な量の乳毛があり、抜くに抜けず、たまにハサミで切っています。とても綺麗なものではないですね。進化論的に言って何のために必要なのか理解に苦しみます。この乳毛というものは、、、
その他の怪しい毛について面白い本を見つけました。「美女のないしょの毛の話」、南美希子、幻冬舎文庫。よくぞ書いてくれましたと喝采を送りたいくらいです。

【すね毛】
これは男女を問わず生えているものですが、女性にとっては厄介なものですよね。アメリカ人の女性など、毎日シャワーの時に剃っているようでした。男性の場合には適度な量が必要ではないでしょうか。「象目、赤鼻、すね毛なし、ガラガラ声の、禿頭」と言われて、すね毛のないのは助平の証拠と言われております。 【肩毛】
肩章のような立派な肩毛を見たことがあります。これまた何のためのものなのかよくわかりません。この御仁の腕や指の毛も立派でした。
【ハサミと毛抜き】
むだ毛の処理にはハサミ、カミソリ、ケヌキを使います。ハサミは先の安全なもので切れ味抜群のものを、カミソリはもちろん完璧なそり心地のものを、ケヌキは決して抜き損じのないものを、選びたいものです。 ここに、私の使っている道具たちをご紹介します。